新入生歓迎旅行・1日目その2「下関から広島まで(昼食)」

2450M 普通徳山行:115系1000番台セキT-11編成(2両)

 山陽本線の列車が下関で完全に系統分断されて久しく、東へ進むには必ず乗換が必要になる。JR西日本もその点の配慮があるのか、基本的に九州からの列車と新山口方面への列車(その逆もしかり)はホーム対面乗換になっている。さて下関から座席を確保しようと向かい側に待つ列車を見た瞬間、その夢は潰えた。2450M、普通徳山行は115系の「2両編成」で、すでにあらかた座席は埋まっていた。しかも九州から来た人が3分の2以上乗り換えてくるものだから、車内はあっという間に立客であふれた。なぜこの1本だけ、新山口行ではなくそこから44.3kmも先に行くのか、大阪から転属してきた117系はどこに行った、4両の115系はどこに昼寝しているのか、など恨み言もどんどん湧いてくるもの。これならロングシートでいいから、415系が本州直通して欲しいとも思った。

 この編成は、門司方の制御電動車が切妻先頭車になっている。神戸方の従来からの先頭車も運転台直後に機器や制御盤が増設されてワンマン運転対応化改造されており、運転台直後のロングシートが撤去されている。客室面積そのものも若干減っているので余計に混雑している雰囲気が出るのかもしれない。

 10:03に列車は下関を出発。特筆すべき客層としては、旅行か運動系の部活やサークルの遠征なのか、大学生と思しき姿が多い。次の幡生でもさらに乗ってくる。新下関でまとまって降りて、降りた人よりは若干少ない数の人が乗ってくる。次の長府までの間に、濃黄色一色の117系とすれ違った。長府ではギャンブラーのオッチャン達が大量に降り、また入れ替わりに乗ってくる。それからお客さんの動きがほとんどなくなった。埴生〜厚狭でDD51の重単回送とすれ違い、10:36着の厚狭では、美祢線災害運休のため留置されたままとなっているフライアッシュ輸送用の貨車を見ることができた。そこから沿線人口の少ないところをひた走り、11:11に新山口に到着。さあここでお客さんが入れ替わるだろうと見ていたら、意外にも座席に座っている人は座ったまま動かない。下関から乗っている、近距離利用かと思われた初老の方がそのままとどまっていらっしゃる。立っている人の半分を入れ替え、さらに乗ってきて、立客多数のまま11:13に発車した。

 街が開けて高架に上った11:29の防府では、僕のすぐ横に立っていた部活遠征組の大学生集団が降りていった。降りる人も乗る人も多く、そしてなぜか座席のお客さんには動きがないまま。ここは徳山以西の山陽本線では唯一の停留所、すなわち場内信号機も出発信号機も持っていない。ここ防府は、僕が最近読んだ小説で、アニメ映画にもなった「マイマイ新子」の舞台にもなっているので、一度は訪れてみたい。列車は防府市街地を東の端まで高架で走り、ふたたび地上に戻る。途中に「東防府」駅などを設ければ乗客が見込めそうだと思うのだが。次の富海との間では進行方向右手に海が見えてくる。海岸沿いを走る路線が好きなので、実に素晴らしい。それから貨物列車的にはかなり重要な新南陽を過ぎて、車窓に独特の雰囲気を醸しだす重化学工場が見えてくると、11:55に終点徳山に到着した。下関から立ったまま113.2km、これまでの立ったままでの乗車記録、門司港〜原田間97.9kmを更新してしまった。

2452M 普通岩国行:115系3000番台セキN-02編成(4両)

 徳山では1番乗り場から3番乗り場へ、跨線橋を渡って移動する。乗り換える人は旅行者が半数、地元の人が半数といったところ。旅行の人は接続待ち合わせ11分を利用して昼食調達に走る人もちらほら見られる。3番乗り場についてまもなく、下関方から115系3000番台(延命30N改造車)の4両編成が入線してきた。今度は悠々と座席を確保できた。12:06に定刻発車。次の櫛ヶ浜で岩徳線が左に分かれる。12:14、下松。東京から下ってくる九州特急のヒルネ利用(寝台車を日中に立席特急券で利用する)の開始地点として名前だけは知っていた。ここを走る寝台特急はもう全てなくなってしまった。柳井を過ぎ、柳井港でEF65形0番台原色塗装車牽引のレール輸送列車とすれ違う。ここから再び海沿いを走り始める。12:57の由宇では、新山口まで行くであろうキハ47形6両編成の下り回送列車が停まっているのを見た。このあたりから車窓にハス畑が目立つようになってくる。佐賀平野ではクリークの近くにちょこちょこ見られるが、南岩国の駅東側一面が蓮の葉に覆われているのには度肝を抜かれた。13:15、岩国に到着。

358M 普通糸崎行:115系2000番台広L-04編成(4両)

 岩国ではまたホームが変わって、3番乗り場から6番乗り場に跨線橋で移動。乗り換える人には徳山から、さらにはそれよりも西から乗り通してきている人が多く見られた。接続待ち合わせは5分しかないので、本日3本目となる115系をちょっと撮影しただけで車内へ。今度の車両(神戸方先頭車)は体質改善40N改造車で、転換クロスシートが先程まで乗ってきた車両よりも大きく、223系と同じものになっている。13:20に発車。岩国の発車ベルがふと、テレビやラジオで流れる緊急地震速報の音に聞こえた。2駅目の大竹からついに広島県に入る。関門海峡を越えてからおよそ3時間30分、広島に向かう人の流れが増えてくる。各駅からまとまって人が乗ってくる。13:44に宮島口到着。ここには九州に帰るときに立ち寄る予定にしている。右手に広島電鉄宮島線が並んで走る。14:08着の横川ではEF66 49に牽かれたキハ120形2両編成の配給列車を目撃した。「鉄道ファン」の鉄道ニュース(http://railf.jp/news/2010/09/03/132400.html)によれば、芸備線で運用された下関総合車両所所属のキハ120を新山口まで返却回送する列車であった模様。そして14:11に広島に到着。

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