新入生歓迎旅行・3日目その1「ホテルから東京駅、中央本線を西へ」

 翌朝起きたのが6:30。部屋は4人で和室1室なので寝ぼけている仲間をわざわざたたき起こしに行く手間はいらない。東京から乗るべき中央特快の発車時刻が7:37であるから決して余裕があるとは言えない。着替えをして、昨日「もんじゃ 蔵」のおかみさんから頂いたバターロール6個を4分割して朝食がわりにする。大きさの割には中身が”みっしり”詰まっていて、口の中の水分を全部吸い取られた。昨日のうちに、空になったペットボトルに東京都水道局の誇る水道水を詰めて冷蔵庫に放り込んでおいたものを装備して、7:05に住庄ほてるを出発。オフィス街と住宅街ということもあって昨夜に引き続いて朝もまだ静か。土曜出勤のビジネスマンたちとすれ違う。

A611T 普通中目黒行:東武20000系(番台区分・編成番号未確認)

 人形町から茅場町までは1駅。列車は若干混んでいる。7:15に駅を出るとほぼ直角にカーブしてすぐに茅場町到着。距離はたいしたことないのだが、カーブのために所要時間は3分。

B652T 普通中野行:東葉高速2000系(編成番号未確認)

 ここからは東京メトロ東西線。3分で中野行に連絡した。こちらの乗客も多い。この列車にそのまま乗って行っても中央線に乗り換えることはできるが、運賃節約と座席確保のため東京駅に向かうことにする。7:27大手町着。お客さんの流れに乗って続いて降りる。実はこの時、中央特快の発車時刻を7:34と3分早く勘違いしていたため、かなりの急ぎ足で連絡通路を渡り、乗り場を確認するやいなやエスカレーターを全力で駆け上がった。

759T 中央特快高尾行:E233系T7編成

 発車標を見ると中央特快の発車時刻は7:37。余裕を持って乗れたのでよしとする。この時間に東京から乗ってくる人はそこそこの数で、座席は若干空いている。今日の予定は途中寄り道を除けば中央本線を起点から終点まで乗る、ただこれだけ。その第1歩としてはまずまずの滑り出しだった。神田から左に大きく曲がって御茶ノ水。方向別複々線から線路別複々線に移り変わり、その途中で先発した緩行線の列車を追い抜く。新宿に7:53着。ここでは大量の乗車があり、福岡基準では十分にラッシュと呼べるほどの混雑になった。隣の線路にはホリデー快速河口湖号となるあずさ色の189系が停車していた。

 しばらくすると線路が一直線に。どこまでも高架でまっすぐに続き、その両側に町並みが広がるというのはなかなか壮観。7:56の中野で左手に東西線の車両を見る。武蔵境‐東小金井間でJR東日本では残り1編成となった201系とすれ違った。三鷹・立川・八王子と注目すべき駅を3つも通過しているのだが、通路に立っている人がなかなか減らず、反対側の窓が良く見えなかったのはとても残念。八王子からは今回の旅に同行するOBの方々3名(Nsさん、Icさん、Kmさん)と合流。豊田を出発した直後の8:24に、スカ色115系とすれ違った。車両を眺めていて、ふと屋根に目をやるとそこにシングルアームパンタグラフが鎮座していて思わず目を見張った。雪対策だったりするのだろうか。40Nや30Nの延命更新を散々行っているJR西日本でさえ、パンタグラフを含めた見た目はほとんど変わっていないのに。古い車両をシングルアームパンタに載せ替えた例として、ふと西鉄にいるモエ900形救援車(もと600形)を思い出した。初めて見たとき、あまりにイメージにそぐわなくて思わず笑ってしまった。

 八王子でだいぶ人が降り、少々身軽になって8:35に高尾到着。列車は折り返し快速東京行となる。高尾山に登るであろう人が、駅の改札口へかなりの数歩いていった。今日は晴れ、絶好のハイキングと登山日和。

531M 普通小淵沢行:115系1000番台C10編成(乗車車両:クハ115-1076)

 次なる列車はホーム反対側に待つ、普通小淵沢行。列車は6両編成のはずだが、車内はすでに座席があらかた埋まっていた。こちらもハイキング姿の人が多い。先頭部分のロングシートには、自転車を輪行している人が2人。この天気だから、自転車で走るのはさぞかし気持ちいいだろうなあ。僕としては、ツーリング用自転車に少々憧れている。街や大学、自転車屋でクロスバイクを見かけると僕も乗りたくなってくる。車内が混んでいるので、先頭車の前寄りと後寄りに3人と4人で分乗。グループでの旅行なのに早速分割か、と呆れる事なかれ。鉄道好き同士の旅行など、情報交換が終われば同一行程でも乗る場所が違うのが普通だ(少なくとも僕の周りでは)。中学校時代からの友人と廃止直前の島原鉄道へ乗りに行った時など、午前中に島原で別れて夕方に西郷駅で合流するまで完全にバラバラに行動していた。加津佐駅で廃止記念のトロッコ列車を外から望遠レンズで撮影していたら、ちょうどど真ん中に友人がはっきりと写っていることにあとから気づいて大笑いしたのを覚えている。

 列車は満員気味となって8:44に高尾を出発。ただちに登りにかかって小仏峠を越える。この先トンネルが連続するため乗務員室の遮光幕は下ろされている。神奈川県に入って、相模湖に停車。ここで早速後の特急「はまかいじ」を待避する。神奈川の厚木というところにいとこが住んでいて、小6の時に行った思い出がある。相模湖からは南東に25kmほど離れている。

 8:58に発車し、さらに上り勾配、そしてトンネルの束が行く手を阻む。9:16の梁川で再びスカ色115系とすれ違った。9:26に大月。ここまで東京からE233系が(かつては201系も)直通してきているなんて失礼なのは承知しているが、想像がつかない。東京からの距離は87kmと大して離れていないが、高尾以西の山を見ると本当にこの山を超えてE233系を持ってくるほどの直通移動する需要があるのかつい疑問に思ってしまうのだ。日に数本は富士急行線河口湖まで行ってしまうからこれもまた驚き。長い笹子トンネルを抜けるとはるか下の方に甲府の市街地が見えてきた。山の斜面にはぶどう畑。10:02に山梨市に到着。ここでは8分停車し、後の特急「あずさ7号」と接続を取る。松本へは僕達より1時間24分先に到着する。ホームには他にも10人弱降りてきて、揃って喫煙コーナーへ。普通列車に乗り通す愛煙家達にとって、貴重な喫煙タイムのようだ。

 あたりに街が広がってきて、甲府10:24着。さっきの言葉と同じようになるが、あれほどの峠を2つも隔てておいて、山梨県が首都圏の1県に区分されるのがにわかに信じがたい。列車は小淵沢まで先行するが、乗り換え先列車の始発は甲府なので、ここで30分ほどの待ち合わせ。この先は昼過ぎまで乗りっぱなしとなるので昼食を調達する。甲府駅ビルに「たごさく(田吾作)」という弁当屋さん*1を見つけ、そこで「あかつき弁当」(693円)を購入した。中に入れるご飯物としておこわを3種類から選ぶことができ、半分ずつ2種類を選ぶこともできたので山菜おこわと博多明太子おこわを頼んだ。甲府まで来ておいて明太子とはアレかと思ったが、よく考えれば昨日も明太子入りのもんじゃ焼きを頼んでいた。家ではしばらく食べていないのに九州を離れて3日連続で食べている。われながら不思議だ。Oz君、Nsさん、Icさん、Kmさんもここで調達。5人が揃いも揃っておこわの1つに明太子入りを頼むあたり、福岡出身、あるいは滞在歴が長いが故か。Nk君、On君は別のところで調達していたらしい。

*1:この記事を書く段になって調べてみると、全国的に店を開いているそうである。我が地元の福岡にも、三越に「たもかみ」の名前で出しているらしかった。

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