今日10月1日より、昭和バス九州大学線の路線が延伸され、九州大学伊都キャンパスの北東に今秋開かれた、外国人留学生向けの学生寄宿舎「伊都協奏館」までの系統が新設されました。既存の便のうち、九大工学部前発着だった下り1本・上り4本を延伸、九大総合グラウンド発着だった下り7本・上り4本の九大工学部前~九大総合グラウンド間を廃止して振り替え、上下8往復が設定されています。新設されたバス停は、桑原西・桑原公民館・桑原東・九大伊都協奏館の4箇所です。ルートは「九大学研都市駅~(横浜西・周船寺)~九大ビッグオレンジ前~九大工学部前~九大ビッグオレンジ前~九大伊都協奏館」で、伊都キャンパス構内に入る区間が複乗となっています。

今日は、九大伊都協奏館行の3便目となる、九大学研都市駅12:41発の周船寺経由の便に乗りました。

  • 路線:574系統(九大学研都市駅→北原→周船寺→九大工学部前→九大伊都協奏館)
  • 行先:周船寺・九大工学部前経由 九大伊都協奏館行
  • 行程:九大学研都市駅12:41→九大工学部前12:59~13:02→九大伊都協奏館13:09
九大伊都協奏館行のバス
九大伊都協奏館行のバス

到着したバスの行先は、正面が「周船寺 工学部前 / Harmony House 九大伊都協奏館」と表示されていました。他の既存の系統は2012年夏以降、必ず「Kyushu University 九大伊都キャンパス」と大きく表示されるようになっているのですが、協奏館系統は同じ所へ行くのに表示が異なっていて、初めて利用する人は少し迷うのではないかと思いました。

九大伊都協奏館行、LED行先表示側面
九大伊都協奏館行、LED行先表示側面

九大学研都市駅から九大工学部前までは、他の周船寺経由のバスと同じように走ります。そして九大工学部前到着の時点で、自分を除く乗客が皆下車してしまいました。バスは大学構内を少し西へ進み、砂利敷きの駐車場扱いで半ば放置されていた研究棟建設予定地に急遽造成された仮説転回場で折り返して、九大工学部前バス停(学研都市駅 / 協奏館方面)に戻ります。今まで九大学研都市駅行しか発着していなかったバス停に、全く違う方向に行くバスが交じるようになったので、運転士さんはドアを開ける前に「このバスは駅には行きません。協奏館行です」と繰り返し案内されていました。

工学部前ではそもそも2人しか待っていなかったのですんなり発車できましたが、次の九大ビッグオレンジ前では駅へ向かう学生がたくさん待っており、ドアを開ける前に案内をしてもなお乗りかけた人が数名いました。唯一にして路線の勝手知ったる乗客として、間違って乗り込んだ学生に「駅には行きませんよ」と声を掛けて運転士さんに協力したり……。初日というだけでなく、LED式の経由行先案内の表示があまり適切でない(方向幕と同じく、すでに通過してきた停留所の表示が出たままになっている)ことにも問題があったようです。

九大ビッグオレンジ前を発車すると左折して北に進み、桑原の集落へ入っていきます。こちらへは昔2本のバス路線がありましたが、集落を抜けて東へ行く路線は10年以上前に廃止、集落をかすめて糸島半島の北西部へ進む路線(今宿・野北線)は7年前に山を越えた「谷」までの区間が廃止されています。ほんの少しではありますが、数年ぶりの路線復活となりました。

今日乗った車両、前原営業所の1820は、運賃表にまだ新設区間の停留所情報が入っておらず、停留所自動放送の案内は流れましたが、運賃表は停留所名が無表示で、新規区間の運賃(整理券番号7・8番)だけが表示されていました。

九大伊都協奏館バス停

駅から30分、九大工学部前から8分ほどで終点の九大伊都協奏館に到着しました。おそらくこのバス停で下車した初めての乗客ではないかと自分で勝手に認定しました。

九大伊都協奏館バス停(拡大)

到着後、バスは回送で伊都キャンパスに戻り、しかも戻りのバスは10分前に出てしまっていて、次は15:02まで2時間近くありませんでしたので、伊都キャンパスまで20分ほど掛けて歩いて戻る羽目になりました。その道中で、途中新設バス停を見てきました。そのことは別の記事で紹介します。

しかし買い物不便な地の寄宿舎に至るバスが8往復だけというのはどうなんでしょう? 20分歩けば平日130往復走る基幹系統のバス停にたどり着けますが、桑原地区の方の便を図るためにも、1時間1本はあるといいなと考えた次第です。